対象となる主な精神疾患
2026.04.03
情報
精神科訪問看護は、特定の診断名だけで利用が決まるわけではないけれど、支援が必要になりやすい疾患群がある。
ここでは、実際に利用されることの多い代表的な疾患と、その支援内容をわかりやすくまとめるね。
🧠 統合失調症
統合失調症は、
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幻覚・妄想などの「陽性症状」
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意欲低下・感情の平板化などの「陰性症状」
といった多彩な症状が現れる疾患。
訪問看護での支援
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服薬継続のサポート
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幻覚・妄想との付き合い方の助言
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再発サイン(睡眠の乱れ、独語、被害感など)の早期発見
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生活リズムの調整
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家族支援
安定した生活を続けるためには、継続的な関わりがとても重要。
🌧 うつ病・双極性障害(気分障害)
うつ病
気分の落ち込み、意欲低下、不眠、食欲不振などが強く、日常生活が困難になることがある。
双極性障害
うつ状態と躁状態(気分の高揚、多弁、多動など)を繰り返す疾患。
特に気分障害では、自殺リスクの評価や安全確保が重要な役割になる。
😰 不安障害・パニック障害
強い不安や恐怖を感じる不安障害、突然の動悸や息苦しさに襲われるパニック障害は、外出が困難になることも多い。
訪問看護での支援
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不安を軽減するリラクゼーション練習
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不安階層表を使った段階的な曝露練習
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発作時の対処法の確認
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外出支援(必要に応じて)
自宅という安心できる環境で、専門家と一緒に不安と向き合う練習ができるのが大きなメリット。
🧓 認知症
認知症に伴う BPSD(徘徊、興奮、妄想、不安など)は、家族の負担が大きくなりやすい。
訪問看護での支援
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本人の混乱を和らげる関わり方
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生活環境の調整
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家族の介護負担の相談
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身体合併症(脱水、栄養低下など)のケア
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介護保険サービスとの連携
認知症は精神疾患と症状が似る部分も多いため、見極めと観察がとても重要。
🍺 依存症(アルコール・薬物・ギャンブルなど)
依存症は「意思が弱い」ではなく、脳の病気。 再使用(スリップ)を防ぐための支援が必要。
訪問看護での支援
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断酒・断薬の動機づけ
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スリップしそうな場面の分析
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代替行動の提案
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家族支援
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医療・自助グループとの連携
依存症は再発しやすいため、継続的な伴走支援が効果的。