ADHDのご利用者様への精神科訪問看護
2026.04.11
情報
🧠 1. ADHD特性の理解とアセスメント
ADHDの方は、以下のような特性が生活の困りごとにつながりやすいです。
🔹 不注意
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物をなくす
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約束や予定を忘れる
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家事が途中で止まる
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優先順位がつけにくい
🔹 多動性・衝動性
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思いつきで行動してしまう
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感情が一気に高ぶる
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買い物で衝動買い
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対人トラブルにつながることも
🔹 二次障害
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自己肯定感の低下
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不安・抑うつ
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睡眠リズムの乱れ
訪問看護では、「どの特性が生活のどこに影響しているか」を丁寧に見立てることが重要です。
🤝 2. 関係づくり(ラポール形成)
ADHDの方は、過去に「だらしない」「やる気がない」と誤解されてきた経験が多く、自己評価が低いことがあります。
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責めない
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否定しない
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できている部分を一緒に確認する
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具体的でわかりやすい言葉で話す
「あなたのせいじゃない。脳の特性なんだよ」というメッセージが安心につながります。
🏠 3. 生活支援(環境調整・仕組みづくり)
ADHD支援の中心は、生活が回る仕組みづくりです。
🔹 片付け・整理整頓
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物の“定位置”を決める
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収納は「隠す」より「見える化」
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一緒に片付けの手順を作る
🔹 予定管理
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カレンダー・アプリ・ホワイトボードの活用
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リマインダー設定
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「やることを小さく分ける」支援
🔹 家事のサポート
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洗濯・掃除・料理の手順を視覚化
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タイマーを使って“区切る”
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途中で止まらない工夫を一緒に考える
努力ではなく、仕組みが合っていないだけという視点が大切です。
💊 4. 服薬支援(必要な場合)
ADHDでは薬が生活の質を大きく改善することがあります。
訪問看護では、
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服薬状況の確認
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副作用の観察
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本人が納得して服薬できるよう説明を補助
など、生活の中で薬を安全に使えるよう支えます。
👀 5. 二次障害の予防・早期発見
ADHDの方は、失敗体験の積み重ねから二次障害を起こしやすいです。
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不安・抑うつ
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過度な疲労
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睡眠リズムの乱れ
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自己肯定感の低下
訪問看護では、「いつもと違う」を早く見つけることが重要です。
🧭 6. コミュニケーション・対人関係の支援
衝動性や不注意が対人トラブルにつながることがあります。
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気持ちの整理を一緒に行う
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トラブル時の振り返り
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伝え方の練習(短く・具体的に)
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感情が高ぶったときの対処法を一緒に考える
「人とうまくやる方法」を押しつけるのではなく、本人が安心して関われる方法を探す姿勢が大切です。
🧩 7. 金銭管理の支援
ADHDの方がつまずきやすいポイントのひとつです。
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衝動買いの振り返り
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家計簿アプリの活用
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支払いのリマインダー設定
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必要に応じて家族・支援者と連携
“管理できる仕組み”を一緒に作ることが重要です。
🌱 8. 社会資源・就労支援との連携
ADHDの方は、環境が合えば大きな力を発揮します。
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就労移行支援・就労継続支援
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相談支援専門員との連携
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デイケア・地域活動支援センター
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障害福祉サービスの利用調整
訪問看護は、本人が社会とつながるための“伴走者”のような役割を担います。
✨ まとめ
ADHDの方への精神科訪問看護は、
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特性を理解し
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責めず、否定せず
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生活の困りごとを一緒に整理し
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仕組みと環境を整え
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二次障害を予防し
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社会資源とつなぎ
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本人の「生きやすさ」を一緒に作る
という、非常に実践的で寄り添い型の支援です。
✉上記の症状で悩みを抱えている御本人様・ご家族様お気軽にご連絡をいただければ幸いです。
精神科特化・発達児童ルージュ訪問看護ステーション
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